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2015年04月17日

勘違いの美しさ

最近、巷のネットの話題ですが中国人の15歳の女の子の整形手術の話をよく目にします。

美容整形した中国人15歳美少女の顔がヤバイ
凄まじいほど顔激小顔の美女は整形顔なのか検証してみる

両方とも別の女性ですが同一人物かと思うほどにている。
中国での”美少女”というのは目が大きく、アゴが細く、顔が小さいということなのでしょうか?
何事もやりすぎてはいけないと思うのですが、ご本人にしてみれば自分の理想通りの満足な姿ということになるのでしょう。
幸せならそれでいいと思うのですが、1番目の少女の幸せの価値観が「お金」「貢がれること」
15歳の価値観じゃないわ。なんかコンプレックスだらけの寂しい人生送ってきてしまったあとに勝ちえた理想の自分なのでしょうね。 それが他人からみれば砂上の楼閣でしかなくても。

でも、けっこうこの造形は笑えない。
SLで最初にアバターをいじったばかりの時の自分がまさにこんな顔。こんな体型。
そうよ、リアルがデブスで短足の中年ババアゆえに極端に細い体型や長い脚にとりつかれてしまい、その姿はガガンボ。
目も妖怪かと思うくらいに大きかった。
でも自分の作ったアバターは自分の理想を体現しているからそれで満足してしまうのよね。
他人から見たら化け物でしかない姿でも、自分ではかなりいけているって思いこんでいたんだもの。


ウホッ! こわいかおっ!





これがSLはじめて1ヶ月半くらいかな?
そのあとRedgraveでスキンを購入するまでは、やけに化粧の濃いコワイ顔(人からのもらいものスキンでどこのものか不明)で3か月くらいすごしていたわ。

その後、長年かけて試行錯誤しながら直していったけれど、コンプレックスを持つ部分というのはなかなかなおらないもので、3年くらいは「ガガンボ体型」のままだったよ。

それから肉付きをだんだん見直していってやっとガガンボ体型から脱却し、ししょーと出会ってししょーにバランス見てもらいやっと常人の身体になり、まだまだバンビかおまえはっていうくらい大きな目を人間の目にしていまにいたっているわけだ。
多分、他の誰に言われてもピンとこなかったのだろうけれど、この人のセンスは自分の好みにあうと思った人に監修してもらえたのがよかったんだろうな。
ガガンボ時代は「イケている」と思いつつも何かおかしいと感じていたのが、いまはかなり満足いっている状態です。

このブログがSLはじめて1年たったくらいからなので、その頃の酷い状況のSSがけっこうはりつけてある。
おかしいって気が付くまでに3年かかっているんだもんなあ。T_T

人間、慣れるとおかしいもので今度は肉付きがよい方がカッコいいと思うようになってしまったよ。

最近、友人がBarをOPENしたのでよく遊びに行くのだが、そこにくる日本のアバターの殆どが自分で作っている、手をいれているというのがわかるので、日本人というのは自分らしさを大切にするうえ何かをいじることに関してのスキルの高い民族なんだなと思ったよ。

海外(なにをもってSLで海外というのかわからんが)のアダルト系ラウンジにいくと、日本人の集まるところではなかなか見かけないタイプの端正な顔立ちの美女、肉付ぎがよくすばらしいシェイプの女性たちばかりなのだが、まえに話したシェイプ職人に「殆どが既製品だよ。自分じゃ数値いじれないからねえ」といわれました。
そのシェイプ職人がわたしに送ってきたIMの第一声が「キミはユニークな存在だよ。自分でシェイプいじっているだろう? ここじゃほとんどみかけないよ」だったくらい、多くの人々が既製品、もしくは専門家に頼んで作っているオーダーメイドなのだそうだ。
そういえばエリンちゃんも数値いじれず、既製品の背を高くすることしかできないといっていた。

既製のシェィプの造形の美しさとか見るとお金があれば手にいれたいところだが、そこに走ると自分のAVIでなくなってしまう気がしてまだまだオリジナルに生きていくのであった。

もしSLが終わることになったら一番寂しいのは慣れ親しんだ自分のAVIとお別れすることだろうなあ。
暹羅猫さんでないけれど、3Dプリンターを手に入れたらまずはSLのAVIのフィギュアを作りたいよ。



この頃のヴァネッサ・パラディを目指して作りたいのだけれど、ちょっと幼すぎるかもしれない。  


Posted by Micio at 17:33Comments(0)ファッション