
2011年05月29日
昔、前世を見てもらったことがある
このまま雨では洗濯物ができないっつ!!
いったいいつまで降る気満々なんだ?
この雨をアフリカ大陸にもわけてあげたい。
エジプト上空を飛行機で飛んだときに、エジプトが何故に緑化できないのかわかったよ。
エジプトには世界一の大河ナイル川が流れておりますが、緑化されて人が住めるのはナイル川周辺しかないのよね。
で、現在アスワンダム湖であるナセル湖から運河のようなものを引いて緑化をすすめているけれど、それでもやっと国土が40パーセント緑化できる程度。
何故にそんなにダメなのか? あの気温50度湿度20%で蒸発してしまうのか? (正直ナイル川よく蒸発しないなと思った)
そんなんじゃあなかった。
エジプトの国土っていうのはほとんど巨大岩盤に覆われていて、全てがナイル川より高台にあるのよ。
あの広大な砂漠は全てナイル川から見て200mはあろうかっていう(ごめん、上空だから高さは実はわからない)高台の上に広がっているのよ。
ナイル川が何故に低いところを流れているのか? 何十億年もかけて流水が岩盤を削りながら流れて現在の高さになったっていうことなんでしょうね。
ということであんな上まで水をあげる術もなし。 あんなに豊富そうにある水量も農業をやるには不十分ってことで誰もあんな高台まで緑化しようとは思わないんだろうなと上空7000mあたりから納得していたのであった。
だからね、やっぱり雨があったらいいと思うのだけれど、雨ができるには緑化が必要ということで卵が先か鶏が先か論になってしまうのよね。
なんでSLとは関係なくこんなハナシをするかっていうと、それは雨だから。
アイスランドの火山が収束したみたいなので来週の今頃はフランクフルトにいることでしょう。
ようするに洗濯できないと現地で服購入みたいなカッコイイことになっちゃうのよ。
ちゃらけた服はいっぱいあるけれど仕事で使える服なんて、自分の趣味とは正反対のものを購入着用しているからあまりないのよおおお。T_T
SLではやっぱり何もやっていないので、先週のせなかった前世が見られる人が見てくれたワタシの前世をコピーして貼るという卑怯なことをやります。(実は、以前mixiでのせたもの)
誰も求めていないだろうけれど、ケルト史などに興味のある人は目新しいかもしれない。
ここから先は当時の原文のまま。ご本人の名前は伏せさせていただきました。
こんにちは。
★★★でございます。
本日は、Micio様の前世探求の旅に出発いたします。
出発時刻は、24:17。
旅の入り口は、水晶玉とさせていただきました。
では、まいりましょうか。
うわっとっ!!!
これは、初っ端からの衝撃!でございます!
恐いっ!
顔色が青みがかった灰色に、紺色を塗った上半身が裸の大男が!
ちょ、ちょっと、これは、逃げたいかも!
頭上に棍棒のようなものまで、振り上げておりますし、
そのまま、すごい勢いで、突っ走って、わーーーーーっ!
まるで、死人の大男のような感じが!
ここは、どこ?なんて、今は、ちょっと・・・・。
まずは、退避!でございます。
て言うか、あちこちに火の手が上がっておりますし、
死人のような大男と同じような輩がまだ、他にも暴れておりますわ。
血の匂いと燃える木の匂い、悲鳴と怒号が当たり一面に満ちて広がる有様。
どこかの村落なのでしょうか。
でも、もう、あと僅かで滅びてしまいそうな・・・。
それにいたしましても、あの不吉な顔色に、固まってぼさぼさの髪を逆立てたような男達の、
狂気溢れる犬のような戦いぶりは!
身を切るような冷たさの夜明け近く、もくもくと膨れ上がる煙に赤い火の粉が吹き上げられて・・・。
この事態の只中で、Micio様をお探しするのかと思いますと、少々、思いやられますわ。
果たして、どちらの側なのでしょうかしら。
逃げ惑う、村人達の中なのか、それとも・・・・。
ああ、痩せた家畜が奪い去られてゆきますわ。
髪を引っ掴まれた女達も、家畜同様に引き摺られるようにして浚われてゆきます。
なんて、残酷な風景なのでしょう。
頭では当時ならよくありがちなこととわかっておりましても、
情けないお話ですが心臓はいつまでも、脅えて飛び跳ね続けてとまりませんような・・・。
ああ、この脅えは、わたくしだけのものではございませんでした。
お探しいたしましょう。
Micio様の前世が、やはり、近くにおられます。
しかし、いったい、ここは、どこなのでしょうか?
あんまりな風景ですが、とにかく、見回してみるしかございませんわね。
貧しいながら、木と石を利用した低くがっしりとした造りの家々。
気候も厳しい様子ですので、風雪への対策なのでしょう。
固い大地は黒色ながら頑固で、住まう人々にも優しくはなさそうですわね。
あたりまえですが、死体だらけで、ひどい有様ですわ。
ごつい武器で殺されたものですから、頭や背骨を切るといいますより、
叩き壊されたという感じですわね。
あら・・・・?
Micio様の気配が、遠くなってゆきますわ!
あら、追いかけませんと。
それは、逃げたくなりますわよね、こんな場所からは・・・。
でも、いったい、どこに?
あ、走ってる!
ああ、子供たちですわ、あの後姿は!
破壊しつくされた村から、逃げて行きます。
全部で3人の内、藁色の髪をした女の子がMicio様ですわね。
ふむ、行く当てがありそうな感じですわね。
パニックを起こしてただ、走っているのではなさそうですわ。
まあ、太陽が昇ってまいりましたのね。
あんな惨状が広がる大地でも、太陽の日差しは澄み切った金色の純粋さですわ。
なだらかな尾根を上り下りしながら、子供たちはどんどん走ってゆきます。
さすがは、お子様、よく息が続きますこと!
遥か向うに森が見えてまいりましたわ。
まだ、遠いですが、深そうな森が広がっております。
あの森へ逃げ込むのかしら。
でも、本当に、まだ、まだ、遠いような。
どうしてこんなに、走り続けられるのでしょうかしら?
助かりたい一心だとすれば、なんて哀れな!
でも、なんとなく、そうでもないような・・・。
あら、よく見ますと濃い灰色の平たい石を積み上げた塀が・・・。
なんだか、リズム感のない造り方ですこと。
下手なトの字を描いたような塀があちこちに。
とにかく、今は、子供たちについてまいりましょう。
見ているだけでも、疲れてきそうですが。
抜きつ、抜かれつですが、Micio様、早い!
ほぼ先頭をキープしておられますわ。
頬が冷たい風と走る熱で赤らんで、林檎のよう。
まるで、子馬の全力疾走を見ているようですわね。
昇る朝日と対照的に暗い森ですが、Micio様にとっては、安全圏のようです。
あら? あらら、森の中から、子供たちが!
Micio様よりは年長そうですが、迎えに出てこられたようですわね。
どどおーーっと倒れ込むようにして、一人のすらっとした少年に抱きついていかれました。
すごい距離を走り通したのですから、心臓が踊り狂っているはずですわよね。
少年とMicio様の髪の色は同じ。
お顔立ちも似ておられますわね。
恐らく、兄妹でいらっしゃるのでしょう。
あと二人の子供たちも、それぞれの身内らしき者達と、森の中へと入ってゆきます。
あまり高くない雑木の森ですわね。
ただ、土の感触が、今まで走っていた大地とはまったく違いますわ。
湿っていて柔らかく、真っ黒な土です。
また、どこまで歩いて行くのかしら・・・。
あら、森の中に川が流れていますわね。
ちょっと、水の色が・・・?
ああ、やっと見えてまいりました!
小さな村落がございますわよ。
背が高く、どこか堂々とした村民たち。
毛皮や毛織物の衣服が目立ちますわ。
木と石で造られた丈夫そうな家は、惨劇の村と変りませんわね。
ぱっと見では、やや、男性の方が多いようですが・・・。
Micio様は、えらく体格のよいがっしりとした背の高いお母様らしき方に抱き上げられて、
何やら、問われておられますが・・・。
どうやら、あの惨劇の村には、この村落出身の女性がいたようですわね。
Micio様にとっては、叔母様にあたる方だとか・・・。
村落は悲しみに沈んで、泣き声も聞こえてまいりました。
そして、怒りを叫ぶ声も。
Micio様には、これから何が始まるのか、わかっておられるようですね。
親族が集められて、報復戦が行われるのです。
恐怖と高ぶる感情が、まだ幼い心に見る見る充満して、心臓にきつい刺激を与え始めました。
これは、血筋と言えましょうかしら。
ただ、日常を非日常にしてくれる台風を喜ぶ子供の心理なのか?
いいえ、血腥い惨状を知っているのですから、そんな遊びめいた興奮ではございませんでしょうね。
Micio様は、この村落の支配階級の一人を母親に持つお子様でした。
お母様を見ますと、遺伝子的にはやはり、大柄で逞しい女性に育つであろうとは思えますが、
それよりも、何より、戦って大切な人々を守るという人生に慣れているということ。
仇を討つことで、受けた屈辱を晴らす。
子供ながら、現実的な利にかなった平和しか信用なさらないように育ってしまったという、
ちょっと、殺伐とした感じの育成環境でございました。
闘気を露にすることなく、深々と怒りを熱として生命力を燃やすことの出来る女性に育ったのです。
まあ、女傑一族とも申しますか・・・。
“平和を愛するが故に、他から押し付けられた変化を好まず、その為ならば戦いを辞さない”
プライドは、一族郎党平均的に高く、屈辱を許さない。
魂は鏡のように素直で高貴、裏切りには寛容ですが、一度でも敵と認識されれば、地の果てまで敵同士。
今回の報復戦には、流石に幼すぎて参戦はいたしませんでしたが、
Micio様が14歳になられた時、初陣を果たされまして、
それはそれは、七転八倒のドロドロ試合を・・・。
力尽きかけた両者、Micio様は危うく気を失いかけながらも、拳大の石を掴んで殴り掛かりまし、敵の額を割っての初勝利!
まあ、このような人生であられましたから、寿命を無事に全うできましたかと申しますれば、
やや、異論はございましょうね。
長じましては近隣の一族の若者と、相思相愛、腕のほどもなかなかの仲にて、ご結婚をなさったのは宜しかったのでございますが、
その後まもなく、ご主人様方の一族上の義理から、他部族との小競り合いが派生。
Micio様は、ご主人様と血飛沫踊る白石のごつごつとした荒地にて大奮戦するも僅かにとわず、
無勢で立ち向かった誇りと勇気が仇を成したか、ご主人共々、壮絶なる戦死をなさいました。
享年、34歳。
残されたお子様は、5人。
ご長男、ご長女は見事、ご両親の仇を討つべく、二度の報復戦に勝利いたしますも、
残念ながら、次男、三男、次女は、病にて早くに逝かれましたご様子。
奇しくも、Micio様の壮烈なる前世の生涯は、まさに荒涼たるイギリス北方にて、始まりと終わりを迎えましてございます。
いかがでしたか?
かなり、元気のよいと申しますか、力溢れる人生であられましたようです。
森の中を流れる川の水、あれは澄んだクリア・イエローでございました。
世が世なら、スコッチの聖地と言われておりましょうね
*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:.
というわけでワタシの前世はスコットランドにあったようです。
最初は森林と出ていたのでドイツあたりかと思って読んでいたのだけれど、、最後を見て、スコットランド、、、え? スコットランドに森林なんてあったっけ? ローランドしか実際には見ていないけれど見たことないなあ、、、(スミマセン、かわいげなくて)
と思って調べてみたら、、、あったんです。
現在は殆どなくなってしまっているようなのだけれど、今から1000年くらい前まではあったそうなんですよ。
その後の気候変動で殆どなくなってしまったそうで、、、
スコットランドだからケルト人の話かと思って、ちょっと興味もってネットで調べてみたら、どうやらあてはまるのはケルト人より前の先住民族のピクト人にあたるみたいでした。
その後アイルランドからきたケルト人の一派であるスコット族と同化してスコットランド人になったそうなのですが、石の文化をスコットランドの各地に残したものの、まだまだ謎が多くよくわからない民族だそうです。
ブリテン島に上陸してきたローマ軍がこのピクト人が怖かったようで、現在のスコットランドの手前にブリテン島を東から西に縦断するようにニューカッスルとカーライルに万里の長城のような「ハドリアヌス帝の長城」を築いています。
19世紀のヨーロッパでローマ軍によって伝えられていたピクト続はピグミー族のような小人で昼は土の中にもぐって暮らす。全裸で体中にイレズミを施していた一族といわれていたそうですが、現在ではその説は覆されていて、
あの大柄のスコットランド人の祖先が小人のわけない。むしろ大柄だっただろう。
あんな極寒の地で裸族なわけがない。
(アーサー王に出てくるピクト族の女王グウィネヴィアは上半身裸で戦っていたと書かれているようです)
という見解に変わったようです。
でも未だによくわからない民族らしい。
ケルトの文様なもので文字を著していたらしい。(ヘタクソなトの字?)
そして女系継承家族で女であろうと戦闘に出ていく、、、
スコットランドの川はピート層を通っているので、クリアイエローではないけれど褐色、、、でも濃いイエローに見えないことはない、、、(とワタシは思う)
うまくいえないけれど★★★さんはいい加減なことを書いているわけではなく、また創作して書いているわけではないと川の色をいったときに思ったんですよ。
これ裏づけとるのに、ワタシどれくらいググったと思います?
全てがバラバラに出ているんですよ。
森林も川の色も民族の特徴も。
残念ながら住居と「トの字」はどこにもなくて裏づけがとれないのだけれど、、、
スコットランドの川の色を褐色と例えるのは沢山あるけれど、イエローといったのは彼女だけ、、たしかにみえなくもない。
自分の言葉で見えるものを言っているんだと思ったときに、背筋に悪寒が走りました(失礼な奴だ)
前世って全く覚えていないもんなんですね。
こんな壮絶な人生を送っているのに残念ながらひとつも覚えておりません。
いやむしろ覚えていたくはないような、、、
ただスコットランドにいくと、イングランドとスコットランドの境になるカーターバーを越えるときに妙にこみあげる帰ってきたという気持ちと、荒涼とした風景への既視感はここからきていたのねって思ったのでした。
以上。 ここから先は追加書き。

これは2010年公開された”センチュリオン” 見ていないけれど、ブリテン島にてピクト続と戦うローマの話らしい。
勝てば官軍というが、こういう歴史は文字を残していた方に有利にのこるからね、わたしはローマ人の書くローマ史はあまり信用していない。
おまえらの国以外みんな蛮族になってんだもん、、、ローマ軍と対等に戦えるっていうのはそれなりの文明があるってことなんだろうけれど、敵国みんな蛮族だから。
いったいいつまで降る気満々なんだ?
この雨をアフリカ大陸にもわけてあげたい。
エジプト上空を飛行機で飛んだときに、エジプトが何故に緑化できないのかわかったよ。
エジプトには世界一の大河ナイル川が流れておりますが、緑化されて人が住めるのはナイル川周辺しかないのよね。
で、現在アスワンダム湖であるナセル湖から運河のようなものを引いて緑化をすすめているけれど、それでもやっと国土が40パーセント緑化できる程度。
何故にそんなにダメなのか? あの気温50度湿度20%で蒸発してしまうのか? (正直ナイル川よく蒸発しないなと思った)
そんなんじゃあなかった。
エジプトの国土っていうのはほとんど巨大岩盤に覆われていて、全てがナイル川より高台にあるのよ。
あの広大な砂漠は全てナイル川から見て200mはあろうかっていう(ごめん、上空だから高さは実はわからない)高台の上に広がっているのよ。
ナイル川が何故に低いところを流れているのか? 何十億年もかけて流水が岩盤を削りながら流れて現在の高さになったっていうことなんでしょうね。
ということであんな上まで水をあげる術もなし。 あんなに豊富そうにある水量も農業をやるには不十分ってことで誰もあんな高台まで緑化しようとは思わないんだろうなと上空7000mあたりから納得していたのであった。
だからね、やっぱり雨があったらいいと思うのだけれど、雨ができるには緑化が必要ということで卵が先か鶏が先か論になってしまうのよね。
なんでSLとは関係なくこんなハナシをするかっていうと、それは雨だから。
アイスランドの火山が収束したみたいなので来週の今頃はフランクフルトにいることでしょう。
ようするに洗濯できないと現地で服購入みたいなカッコイイことになっちゃうのよ。
ちゃらけた服はいっぱいあるけれど仕事で使える服なんて、自分の趣味とは正反対のものを購入着用しているからあまりないのよおおお。T_T
SLではやっぱり何もやっていないので、先週のせなかった前世が見られる人が見てくれたワタシの前世をコピーして貼るという卑怯なことをやります。(実は、以前mixiでのせたもの)
誰も求めていないだろうけれど、ケルト史などに興味のある人は目新しいかもしれない。
ここから先は当時の原文のまま。ご本人の名前は伏せさせていただきました。
こんにちは。
★★★でございます。
本日は、Micio様の前世探求の旅に出発いたします。
出発時刻は、24:17。
旅の入り口は、水晶玉とさせていただきました。
では、まいりましょうか。
うわっとっ!!!
これは、初っ端からの衝撃!でございます!
恐いっ!
顔色が青みがかった灰色に、紺色を塗った上半身が裸の大男が!
ちょ、ちょっと、これは、逃げたいかも!
頭上に棍棒のようなものまで、振り上げておりますし、
そのまま、すごい勢いで、突っ走って、わーーーーーっ!
まるで、死人の大男のような感じが!
ここは、どこ?なんて、今は、ちょっと・・・・。
まずは、退避!でございます。
て言うか、あちこちに火の手が上がっておりますし、
死人のような大男と同じような輩がまだ、他にも暴れておりますわ。
血の匂いと燃える木の匂い、悲鳴と怒号が当たり一面に満ちて広がる有様。
どこかの村落なのでしょうか。
でも、もう、あと僅かで滅びてしまいそうな・・・。
それにいたしましても、あの不吉な顔色に、固まってぼさぼさの髪を逆立てたような男達の、
狂気溢れる犬のような戦いぶりは!
身を切るような冷たさの夜明け近く、もくもくと膨れ上がる煙に赤い火の粉が吹き上げられて・・・。
この事態の只中で、Micio様をお探しするのかと思いますと、少々、思いやられますわ。
果たして、どちらの側なのでしょうかしら。
逃げ惑う、村人達の中なのか、それとも・・・・。
ああ、痩せた家畜が奪い去られてゆきますわ。
髪を引っ掴まれた女達も、家畜同様に引き摺られるようにして浚われてゆきます。
なんて、残酷な風景なのでしょう。
頭では当時ならよくありがちなこととわかっておりましても、
情けないお話ですが心臓はいつまでも、脅えて飛び跳ね続けてとまりませんような・・・。
ああ、この脅えは、わたくしだけのものではございませんでした。
お探しいたしましょう。
Micio様の前世が、やはり、近くにおられます。
しかし、いったい、ここは、どこなのでしょうか?
あんまりな風景ですが、とにかく、見回してみるしかございませんわね。
貧しいながら、木と石を利用した低くがっしりとした造りの家々。
気候も厳しい様子ですので、風雪への対策なのでしょう。
固い大地は黒色ながら頑固で、住まう人々にも優しくはなさそうですわね。
あたりまえですが、死体だらけで、ひどい有様ですわ。
ごつい武器で殺されたものですから、頭や背骨を切るといいますより、
叩き壊されたという感じですわね。
あら・・・・?
Micio様の気配が、遠くなってゆきますわ!
あら、追いかけませんと。
それは、逃げたくなりますわよね、こんな場所からは・・・。
でも、いったい、どこに?
あ、走ってる!
ああ、子供たちですわ、あの後姿は!
破壊しつくされた村から、逃げて行きます。
全部で3人の内、藁色の髪をした女の子がMicio様ですわね。
ふむ、行く当てがありそうな感じですわね。
パニックを起こしてただ、走っているのではなさそうですわ。
まあ、太陽が昇ってまいりましたのね。
あんな惨状が広がる大地でも、太陽の日差しは澄み切った金色の純粋さですわ。
なだらかな尾根を上り下りしながら、子供たちはどんどん走ってゆきます。
さすがは、お子様、よく息が続きますこと!
遥か向うに森が見えてまいりましたわ。
まだ、遠いですが、深そうな森が広がっております。
あの森へ逃げ込むのかしら。
でも、本当に、まだ、まだ、遠いような。
どうしてこんなに、走り続けられるのでしょうかしら?
助かりたい一心だとすれば、なんて哀れな!
でも、なんとなく、そうでもないような・・・。
あら、よく見ますと濃い灰色の平たい石を積み上げた塀が・・・。
なんだか、リズム感のない造り方ですこと。
下手なトの字を描いたような塀があちこちに。
とにかく、今は、子供たちについてまいりましょう。
見ているだけでも、疲れてきそうですが。
抜きつ、抜かれつですが、Micio様、早い!
ほぼ先頭をキープしておられますわ。
頬が冷たい風と走る熱で赤らんで、林檎のよう。
まるで、子馬の全力疾走を見ているようですわね。
昇る朝日と対照的に暗い森ですが、Micio様にとっては、安全圏のようです。
あら? あらら、森の中から、子供たちが!
Micio様よりは年長そうですが、迎えに出てこられたようですわね。
どどおーーっと倒れ込むようにして、一人のすらっとした少年に抱きついていかれました。
すごい距離を走り通したのですから、心臓が踊り狂っているはずですわよね。
少年とMicio様の髪の色は同じ。
お顔立ちも似ておられますわね。
恐らく、兄妹でいらっしゃるのでしょう。
あと二人の子供たちも、それぞれの身内らしき者達と、森の中へと入ってゆきます。
あまり高くない雑木の森ですわね。
ただ、土の感触が、今まで走っていた大地とはまったく違いますわ。
湿っていて柔らかく、真っ黒な土です。
また、どこまで歩いて行くのかしら・・・。
あら、森の中に川が流れていますわね。
ちょっと、水の色が・・・?
ああ、やっと見えてまいりました!
小さな村落がございますわよ。
背が高く、どこか堂々とした村民たち。
毛皮や毛織物の衣服が目立ちますわ。
木と石で造られた丈夫そうな家は、惨劇の村と変りませんわね。
ぱっと見では、やや、男性の方が多いようですが・・・。
Micio様は、えらく体格のよいがっしりとした背の高いお母様らしき方に抱き上げられて、
何やら、問われておられますが・・・。
どうやら、あの惨劇の村には、この村落出身の女性がいたようですわね。
Micio様にとっては、叔母様にあたる方だとか・・・。
村落は悲しみに沈んで、泣き声も聞こえてまいりました。
そして、怒りを叫ぶ声も。
Micio様には、これから何が始まるのか、わかっておられるようですね。
親族が集められて、報復戦が行われるのです。
恐怖と高ぶる感情が、まだ幼い心に見る見る充満して、心臓にきつい刺激を与え始めました。
これは、血筋と言えましょうかしら。
ただ、日常を非日常にしてくれる台風を喜ぶ子供の心理なのか?
いいえ、血腥い惨状を知っているのですから、そんな遊びめいた興奮ではございませんでしょうね。
Micio様は、この村落の支配階級の一人を母親に持つお子様でした。
お母様を見ますと、遺伝子的にはやはり、大柄で逞しい女性に育つであろうとは思えますが、
それよりも、何より、戦って大切な人々を守るという人生に慣れているということ。
仇を討つことで、受けた屈辱を晴らす。
子供ながら、現実的な利にかなった平和しか信用なさらないように育ってしまったという、
ちょっと、殺伐とした感じの育成環境でございました。
闘気を露にすることなく、深々と怒りを熱として生命力を燃やすことの出来る女性に育ったのです。
まあ、女傑一族とも申しますか・・・。
“平和を愛するが故に、他から押し付けられた変化を好まず、その為ならば戦いを辞さない”
プライドは、一族郎党平均的に高く、屈辱を許さない。
魂は鏡のように素直で高貴、裏切りには寛容ですが、一度でも敵と認識されれば、地の果てまで敵同士。
今回の報復戦には、流石に幼すぎて参戦はいたしませんでしたが、
Micio様が14歳になられた時、初陣を果たされまして、
それはそれは、七転八倒のドロドロ試合を・・・。
力尽きかけた両者、Micio様は危うく気を失いかけながらも、拳大の石を掴んで殴り掛かりまし、敵の額を割っての初勝利!
まあ、このような人生であられましたから、寿命を無事に全うできましたかと申しますれば、
やや、異論はございましょうね。
長じましては近隣の一族の若者と、相思相愛、腕のほどもなかなかの仲にて、ご結婚をなさったのは宜しかったのでございますが、
その後まもなく、ご主人様方の一族上の義理から、他部族との小競り合いが派生。
Micio様は、ご主人様と血飛沫踊る白石のごつごつとした荒地にて大奮戦するも僅かにとわず、
無勢で立ち向かった誇りと勇気が仇を成したか、ご主人共々、壮絶なる戦死をなさいました。
享年、34歳。
残されたお子様は、5人。
ご長男、ご長女は見事、ご両親の仇を討つべく、二度の報復戦に勝利いたしますも、
残念ながら、次男、三男、次女は、病にて早くに逝かれましたご様子。
奇しくも、Micio様の壮烈なる前世の生涯は、まさに荒涼たるイギリス北方にて、始まりと終わりを迎えましてございます。
いかがでしたか?
かなり、元気のよいと申しますか、力溢れる人生であられましたようです。
森の中を流れる川の水、あれは澄んだクリア・イエローでございました。
世が世なら、スコッチの聖地と言われておりましょうね
*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:.
というわけでワタシの前世はスコットランドにあったようです。
最初は森林と出ていたのでドイツあたりかと思って読んでいたのだけれど、、最後を見て、スコットランド、、、え? スコットランドに森林なんてあったっけ? ローランドしか実際には見ていないけれど見たことないなあ、、、(スミマセン、かわいげなくて)
と思って調べてみたら、、、あったんです。
現在は殆どなくなってしまっているようなのだけれど、今から1000年くらい前まではあったそうなんですよ。
その後の気候変動で殆どなくなってしまったそうで、、、
スコットランドだからケルト人の話かと思って、ちょっと興味もってネットで調べてみたら、どうやらあてはまるのはケルト人より前の先住民族のピクト人にあたるみたいでした。
その後アイルランドからきたケルト人の一派であるスコット族と同化してスコットランド人になったそうなのですが、石の文化をスコットランドの各地に残したものの、まだまだ謎が多くよくわからない民族だそうです。
ブリテン島に上陸してきたローマ軍がこのピクト人が怖かったようで、現在のスコットランドの手前にブリテン島を東から西に縦断するようにニューカッスルとカーライルに万里の長城のような「ハドリアヌス帝の長城」を築いています。
19世紀のヨーロッパでローマ軍によって伝えられていたピクト続はピグミー族のような小人で昼は土の中にもぐって暮らす。全裸で体中にイレズミを施していた一族といわれていたそうですが、現在ではその説は覆されていて、
あの大柄のスコットランド人の祖先が小人のわけない。むしろ大柄だっただろう。
あんな極寒の地で裸族なわけがない。
(アーサー王に出てくるピクト族の女王グウィネヴィアは上半身裸で戦っていたと書かれているようです)
という見解に変わったようです。
でも未だによくわからない民族らしい。
ケルトの文様なもので文字を著していたらしい。(ヘタクソなトの字?)
そして女系継承家族で女であろうと戦闘に出ていく、、、
スコットランドの川はピート層を通っているので、クリアイエローではないけれど褐色、、、でも濃いイエローに見えないことはない、、、(とワタシは思う)
うまくいえないけれど★★★さんはいい加減なことを書いているわけではなく、また創作して書いているわけではないと川の色をいったときに思ったんですよ。
これ裏づけとるのに、ワタシどれくらいググったと思います?
全てがバラバラに出ているんですよ。
森林も川の色も民族の特徴も。
残念ながら住居と「トの字」はどこにもなくて裏づけがとれないのだけれど、、、
スコットランドの川の色を褐色と例えるのは沢山あるけれど、イエローといったのは彼女だけ、、たしかにみえなくもない。
自分の言葉で見えるものを言っているんだと思ったときに、背筋に悪寒が走りました(失礼な奴だ)
前世って全く覚えていないもんなんですね。
こんな壮絶な人生を送っているのに残念ながらひとつも覚えておりません。
いやむしろ覚えていたくはないような、、、
ただスコットランドにいくと、イングランドとスコットランドの境になるカーターバーを越えるときに妙にこみあげる帰ってきたという気持ちと、荒涼とした風景への既視感はここからきていたのねって思ったのでした。
以上。 ここから先は追加書き。

これは2010年公開された”センチュリオン” 見ていないけれど、ブリテン島にてピクト続と戦うローマの話らしい。
勝てば官軍というが、こういう歴史は文字を残していた方に有利にのこるからね、わたしはローマ人の書くローマ史はあまり信用していない。
おまえらの国以外みんな蛮族になってんだもん、、、ローマ軍と対等に戦えるっていうのはそれなりの文明があるってことなんだろうけれど、敵国みんな蛮族だから。